病気の原因が多くは口から入る食べ物が要因である事実をみても気をつけなくてはいけない健康維持の一つです。日頃毎日行う食事でただ栄養を取るだけでなく同時に健康も得られる様に今回は〝食〟特に油について話ます。
【中性脂肪と食事】
僕らは食事を取ると血糖値が上がりますと同時に中性脂肪も上昇します。その際に体の中では炎症が起きています。中性脂肪が上がる際に起きる炎症を抑える為にはどうすると良いのか2020年にアメリカの循環器学会からの報告をもとに皆様にお伝えしておこうと思います。
【良い油と悪い油・日本油脂学会からの警鐘】
現在日本で流通する油の種類は非常に多いです。その中でも体にとってあまり良く無い油として菜種油を精製して作る油は学会でも注意を呼びかけています。昨年の論文でも菜種油を摂取していると認知症のリスクがある報告もあります。同時にトランス脂肪酸を含む油マーガリンなどがそれにあたります。米国では現在マーガリンは販売禁止になっているくらいでヨーロッパでもその後中止となりつつあります。トランス脂肪酸は認知症だけでなく関節痛や頭痛その他生理痛や不妊にも影響がある事が多くの研究でも明らかになりつつありますので出来る限り避けるべきだと考えます。
【エクストラバージンオリーブオイル】
エクストラバージンオイル聞いた事はありますよね オリーブオイルの一番搾りみたいな物です。これを大さじ半分毎日取ると心臓病や脳卒中が軽減した研究があります。この研究は医療従事者を対象に25年間追跡調査をしたものです。
毎日大さじ半分のオリーブオイルを取ると心臓病が15%減少したデータもあります。
オリーブオイルだけですか?と質問があると思いますがこの場合研究ではオリーブオイルのみとなります。おそらく科学の時間で炭素の結合部分の話をやった人も多いでしょうが通常の植物オイルでは結合部分が二重結合に対してオリーブオイルは炭素の結合部分単一ですので酸化しずらのが特徴にありおそらくそれが理由だと考えられます。
【オリーブオイルの効能】
今までは中性脂肪の値は心臓病には関係ないと言われていましたが近年その関係はおおいにあるとされています。中性脂肪が上がる際に炎症の刺激も上げてしまうことが一番のリスクになると言うことです。なので一緒にとる油は重要になります。オリーブオイルを一緒にとると食後にともなう炎症を抑えメタボや糖尿の初期などまた炎症がちな人には炎症を取る作用があるので良いと考えます。研究ではエキストラオイルを毎日12g摂取するとヘモグロビンA1cが0.2ら0.3%下がる結果が出ています。
飽食の時代ですから美味しい食べ物はたくさんあります。食べ合わせや食べ方または食べる時間などを気をつけて無駄に病気になるのを防ぎましょう!!