戦後食生活が変化し同時にバランスの良い食事から遠のきつつある現代人、体の中にあるミネラル不足しがちです今回はその中でもマグネシウムに注目し書いていきたいと思います。
慢性的マグネシウム不足の日本人
以前学会の分科会で女子医大の糖尿病の専門医をされている方の講演を聞いた時にマグネシウムを糖尿病の治療に使用している事を聞き 私も改めてマグネシウムの重要性について勉強しなおしました。当然ミネラルが体にとって重要なのは分かってはいましたが リン イオウ カリウム ナトリウム 亜鉛 その他色々な種類がありますが特にマグネシウムが日本人は不足しているデータがありそれにより多くの病気になりやすい傾向にある事がわかってきました。
マグネシウムが体の中でどんな働きをしているのか?
1日に100mg摂取する事が必要なマグネシウムですが体の中でどうの様な働きをしているのでしょうか?神経に対しては神経伝達に役に立ったり 心臓の心筋に対して使用したり 食事を分解したり DNAの維持や転写に利用されたりと体の機能の400以上に関わり重要なミネラルの一つです。しかしほとんどの人が不足しているのが現状あります。これは土壌に含まれるマグネシウム量が減ったり食事から取れる量が減ったりしているの原因だと言われてはいます。マグネシウムは体の中では骨の中に多く存在していますので当然骨の強度なのにも影響があります。
マグネシウムが不足するとどの様な病気になるのか?
マグネシウムが不足すると心臓が弱くなったり 糖尿病になりやすくなったり うつ病になりやすかったり 記憶力が低下して認知症になりやすくなったりします。先ほど女子医大の先生がマグネシウムを使って血糖値を下げる治療をしているのも インスリンがしっかりと働くにはこのマグネシウムが非常に重要でカリウムと合わさりインスリンの働きを強め血糖値を下げる効果があり実際に臨床現場で結果を出しています。血圧などにも影響がおきますマグネシウムが減ると高血圧のリスクが上がる事もわかっています。
マグネシウム摂取する事でこれらの改善だけでなく片頭痛のが良くなったり 月経前症候群の緩和になるという研究も出ています。この様に多くの病気などの原因になり得るマグネシウムですから最近体調がおかしいなどの方は気をつけて見る事が重要です。
マグネシウムの食品で取るには
マグネシウムが多く含まれる食品としてはカボチャの種やひまわりの種 その他にはホウレンソウ コーヒーなどにも含まれていますがコーヒーの場合は牛乳や砂糖を一緒に取るとマグネシウムは吸収されにくくなるので気をつけましょう。
同時にサプリメントで摂取する場合で気をつけたい事は酸化マグネシウムが入ったものは避ける事が重要です。酸化マグネシウム下剤に使用されていますので当然マグネシウムを体から出してしまいますからサプリメントの場合は塩化マグネシウムが入ったものが良いでっしょう。バナナやチョコもマグネシウムが多いとされていますが砂糖が入っているのであまり向かない事も少し覚えていてもらいたいです。
私もダイエットをする方や最近鬱っぽい方 頭痛を起こす方などにはマグネシウムを推奨する事があります。ダイエットなどで免疫力が下がる時にマグネシウムは免疫力を高ますので重要になります。
個人的には女子医大の方法としてマグネシウムをペットボトルに入れて溶かして水として飲む方法を行なっています。
マグネシウムが水に溶ける際に水素も発生するので体の活性酸素を解毒する事にもつながり同時に水ならば気にせず飲むだけなので楽です。