NPOメディカルヘルスケア療法協会

NPOの公式ブログとして 〝病気になりづらい身体づくり〟健康をテーマに信頼性が高いエビデンスがしっかりとした研究を基にした論文を分かりやすくお伝えし皆様が正しい知識を日頃のヘルスケアに役立てもらいたいと考え日々発信していきます。

紅麹問題で見えてくるもの

紅麹の問題が起きてから 報道を通じて多くの方々が食の不安を口にし始めています。

最近の激化する紅麹の報道に対して私なりに違和感とまた周囲の方々の不安の声に対して現状起きているこの問題の中間報告と考察をさせてただきます。

 


紅麹とコレステロール

 


カビの一種である紅麹菌を米や麦、大豆と混ぜて発酵した物が紅麹になります。日本では沖縄の豆腐ようが有名かと思います。紅麹に含まれるロバスタチンという成分がコレステロールを低下させるとされて近年では健康食品として多く販売されていました。しかし紅麹の中にはシトリニンというカビ毒を作る物がありこの物質は腎臓病を引き起こすとされていることから今回の問題が指摘される要因となりました。

 


連日続く紅麹報道

今回このようなレポートを書くきっかけは連日続く報道に対して現状原因の追及や因果関係もはっきりしない当初から小林製薬サプリメントに対して各局メデイアで取り上げれそれにより報道を見た方々が不安を口に出し始めた事がありました。報道によるとトリニシンではなく、紅麹が作られる過程で出す青カビ由来のプベルル酸が今回の死亡事故に関係しているとありました。

紅麹は着色料としても使用されていることもありサプリメントだけでなく多くの食品の原材料にも使用されているため、スーパーなどでも目にすることがある紅麹に対して過敏に反応されている方もその為増えているようです。

報道では、サプリメントを飲んでいた方が都内の病院に相談する映像があり、番組の中で、その女性は「サプリメントを飲み始めてから喉の渇きや尿が泡だった」と医師に伝えて血液検査の結果を見た医師が「早い時期に気がついてよかったですね遅い場合命に関わったかもしれません」と話す様子がありました。しかしその女性の血液検査の一部分が映されているのが目に入り見てみるとその方の確かに、腎機能はやや変化はあるもののそれ以外の部分血糖値が高く中性脂肪その他成人病の数値も高い状況があり、喉の渇きや尿の泡立ちは糖尿病による可能性があるのではないかなと印象を私は持ちました。全てをサプリメントの要因に繋げるような報道は単に見ている視聴者の不安を煽る結果になるわけですから、そのあたりは慎重に報道するべきと感じます。

小林製薬とコロナ

紅麹に対してコロナの話が出てくるのはおかしな感じがするかもしれません。小林製薬と名前を聞いた時に実は最初に私が頭に浮かんだのはコロナでした。

緊急事態宣言が出るほどの国難を強いられたコロナに対しては私自身今までのブログを見ていただいても分かるように、武漢でコロナが発生した当初より今に至るまで、多くの論文を見てきました。その中で小林製薬ヨウ素を用いてコロナウイルスを治す研究を進めていたのを知っていました。しかも一定の効果も上げていたのも事実で、ヨウ素学会での評価も高かったと記憶しています。しかも研究施設はもちろん完全滅菌であり病院の手術室の滅菌ルームよりはるかに高度な施設を完備しているのも事実であり。この様なカビが混入するとはどうしても考えずらいと私自身は報道が出た際に感じました。

もちろん近年のサプリメントの市場拡大はその効果や認可に対して問題はあるものの報道されている内容が起きる研究施設と思えないからです。

小林製薬は長年抗ウイルス対策を行なってきた会社でもあることを付け加えます。

 


専門家の指摘

当初 小林製薬サプリメントを指摘した先生(個人名は伏せますが)某大学の先生なのですが、検索サイトを使用して製薬会社より受け取っている金額を見てみると2000万円以上お金を受けっとている事がわかり、通常製薬会社からアドバイザー料の平均金額としては年間30万くらいなので、この金額は当然多額の金額と言わざるおえません。同時に受け取っている金額のうち一番多いのがアストロゼネカ社になっているのも気になります。アストロゼネンカはコロナワクチンの販売元でもあります。

 


2023年 日本人の死亡推移

コロナ禍を抜けて昨年日本人死亡者数が年間13万人を超えました。この数は毎年2万人くらいで推移していた死亡人数をはるかに上回る勢いであり、不思議なのは報道報道ではいっさい触れられていない事です。原因は不明ですがこの人数はウクライナ戦争で2年間で亡くなられた方の人数が10万人ですからそれを上回る数でありむしろコロナで亡くなられた方の人数の10倍に近い数ですからむしろ非常事態宣言を出すべき数字でもあります。

高齢化社会団塊の世代増えているからだとご指摘があるとしても通常の5倍の数の日本人が亡くなっているのは事実であり何かしらの異常な状況があることは言えるでしょう。

 


まとめ

今回報道やその他事実をそのままに書いてまとめてみました。あまりにも偏った報道の中で原因追及も進んでいない中でたんにサプリメントだけを原因にするのは当然危険です。コロナ禍以降様々な事がコロナ前と違ってきている中で何事も原因追求をしっかりと行うことは大切だと考えます。

小林製薬サプリメント発売したのは2021年前からでありこの症例が出始めたのは発売されてから数年経ってから同時に2021年といえばコロナ禍のおりワクチンの接種が始まった同時期でもあり日本人の体を取り巻く環境が大きく変わった時期でもあるので、改めて冷静な判断と今後の調査結果を待つことが大切だと考えます。

 

 

 

健康と食事

余白があるので、サプリメントや健康食品が増える中で基本的な話を付け加えます。

食の安全性の中で私が以前よりお伝えする一つに、昔から食べられているものは安全であると話をします。

例えば、ナタネ油 昨今植物性オイルが体に良いとされより安価で手に入るナタネ油が食卓に並ぶようになりました。しかしナタネ油昔は工業性油として古くから日本人に使用されていたものであり食に利用していません

おそらく昔の人もナタネ油を使ってみたものの何らかしらの体のトラブルがあり食用にしなかったのだと思います。この様長年の経験で実用的でない物などは口にしない歴史がありましたが、体に害がないからと使用し始めたナタネ油でしたが近年の研究では認知症を引き起こすとされ日本油脂学会では注意を呼びかけています。

これは一例ですが、他にも多くこのようなケースはあります。

サプリメントも食品も当然薬に至っても口に入れるものに対しては今の時代自分自身でもある程度勉強し判断しなくてはいけない時代になってきたのだと思います。

健康知識を知ることでより良い人生につながると思いますので、皆様もご自身や周りの方のために日頃より健康意識を高めてみてください。