NPOメディカルヘルスケア療法協会

NPOの公式ブログとして 〝病気になりづらい身体づくり〟健康をテーマに信頼性が高いエビデンスがしっかりとした研究を基にした論文を分かりやすくお伝えし皆様が正しい知識を日頃のヘルスケアに役立てもらいたいと考え日々発信していきます。

痩せる為に知っておきたい中性脂肪

この時期自粛にともない太りがちになりますよね僕自身も3キロも太りました。日本人では50歳以上の方の約30%が肥満だと言われています。太り始めるとダイエットを始める方も多いですがその時に鳥などのササミを食べて頑張る方も多いでしょうが実は油を(脂質)を取ると太ると考えるのは間違いです。今日はそのあたりを書いて行きたい思います。

1 脂質は取った方が痩せやすい

多くの方は脂肪をカットする事が大事に考えますがこれでは痩せません。身体の中に脂肪を蓄積するメカニズムを理解するとこの辺りがよく分かると思います。

脂肪とは身体の中では中性脂肪として存在しています(脂肪=中性脂肪中性脂肪とは脂肪酸×3+グリセロールがくっついて中性脂肪になるわけですが当然脂肪酸とは脂肪を分解してできるので脂肪を取れば取るほど脂肪酸は増えるわけですがグリセロールを取らなければもしくは少なければ中性脂肪にはならないわけです。グリセロールとは何か?と言えば身体の中でブドウ糖や果糖から合成する物ですので脂肪をいくら取り入れてもグリセロールの量が少なければ中性脂肪の量は増えないのです。

これはすなわち炭水化物と脂肪を取ると太るわけです。これは低糖質ダイエットの考えであります。僕自身は低糖質ダイエットは長く行う事は以前より良くないとお話ししていますので長期間おすすめしませんただメカニズムは理解しておくと良いと考えます。脂肪だけ摂っても中性脂肪は増えませんが炭水化物は多量に摂ると脂肪酸を合成し中性脂肪となり始めますので気をつけてください。

ご飯を減らしてもポテトやタピオカミルクティーなどを取ると体重が増えてしまうのはこれが原因です。

糖質に下げて脂質は普通の方が痩せやすいですし太りづらくなります。

2 痩せるにはカロリーを減らすのは間違えです。

僕が体重をコントロール患者さんにする時にカロリーは見ますがやはり食べている物自体を選別していきます。例えば脂質中心1000カロリーなのか糖質中心の1000カロリーでは実は体に起きる反応がまるで違うわけです。何をどの割合で食べているかが大事になります。僕自身が食事指導する際には必ず食べた物を写真で送ってもらいそれらを体質に合わせてた状況で選別するのはここに理由があります。

 


コンビニやスーパーで売られている食品の多くは糖質が多く脂質も多いです。これは安価で美味しいものを作る時には簡単だからです。欧米では日本人より特に貧困層の方に肥満が多いのもその一つです。健康的なダイエットや食事には多少コストがかかります。良い油オリーブオイルやココナッツオイルなどはむしろ太りませんしん動脈硬化などにも良いです。                 

ひごろ口に入れる食事には病気や肥満が隠れていますので是非この機会に見直して見てください。