NPOメディカルヘルスケア療法協会

NPOの公式ブログとして 〝病気になりづらい身体づくり〟健康をテーマに信頼性が高いエビデンスがしっかりとした研究を基にした論文を分かりやすくお伝えし皆様が正しい知識を日頃のヘルスケアに役立てもらいたいと考え日々発信していきます。

青少年引きこもり

NPOでは過去五年間にわたり 登校拒否 引きこもり 家庭内暴力の問題に取り組んで参りました。川口市でも最近では引きこもりの人数は6000人に近ずく勢いで増えてきています。そこで見えてくる我が国日本の変化を今回は国立青少教育振興機構のデータを参考にし当NPOで過去に向き合った事案などを織り交ぜこれからの日本が取り組むべき教育を地域の方々にも考えてもらいたくまとめて見ました。

以前よりNPOでは心理的マインドで自己肯定感と子供達の成長や成績だけでなく周囲との関係性を調べており今回機構のアンケートとを添えて報告いたします。なぜ日本の学生は自己肯定感が低いのか?

 


国立青少年教育振興機構が出した心と体の意識調査等で高校生や若者にアンケートした結果をみると(このアンケートは三十年前より比較的に継続したアンケートであり又日本・アメリカ・中国・韓国などの国とも比較した結果である)日本の高校生は自己肯定感が他の国とくらべてもかなり低いことが分かりました。自己肯定感とは「自己を肯定する感覚」、つまり「自分は大切な存在だ」と感じる心の感覚です。ですので、自己肯定感が高いと、「自分は大切な存在、価値ある存在だ」と感じている、ということです。この感覚は今までNPOで関わってきた子供達に対しても足りない部分である事は私も感じており自己肯定感を高めるように心がけた指導をするようにしてきました。その他のアンケートでは普通体重にもかかわらず【自分の体系は太っている・少し太っている】と答えた女子高校生の割合が多く見て取れる。これはその後に問われるアンケートにも関係する結果だが日本人の高校生は他の国の高校生よりも人の目が気になる事が多いようだこれらは同時に自尊心の低さも見て取れる結果ではないだろうか日々の生活でこれらを気にする事で【最近落ち込む 時々落ち込む】などのアンケートにも反映され日本人の高校生は55%もの人がストレスを感じており他の国の数値よりはるかに高い結果が出ている。ちなみにアメリカの高校生はストレスを感じると何かにあたりたくなるなどの衝動的暴力に繋がる攻撃性面は他の国より高い結果として出ており銃乱射事件などのニュースを裏付けるデータとも言える。

何に対してストレスを感じているのかを問う項目を見てみると 他の国と比べて圧倒的に日本人に多い答えが進学の不安や進路の不安が1番でありこれはすなわち将来への不安であり自分が負け組になる不安だと申して良いでしょう。

 


今まで述べた事がより鮮明になったアンケートが次の結果です。

【自分が価値のある人間である YES】と答えた割合が

日本人9.6%  アメリカ人53% 中国人29%  韓国人40%

【自分に満足しているYES】と答えた割合が

日本人8.7%  アメリカ人39%  中国人16%  韓国人39%

上記のアンケート結果を見ても分かるように圧倒的に日本人が低く青少年のこの様な意識に対して少し残念なようにも感じたのは私だけでしょうか?

 


もう一つ学校との関係を問うアンケート調査を付け加えておきます。

【学校に私を認めてくれる先生がいる YES】と答えた人は? 日本人60% アメリカ人74%  中国人68% 韓国人76%  

【学校に相談できる先生がいる YES】と答えた人?日本人32% アメリカ人64%  中国人47% 韓国人67%

他の国と比べても圧倒的に低い数値と言えるわけでこの様な結果で本当に学校教育やこれからの日本は大丈夫なのかと考えさせるアンケートでもあった。   

    

このアンケートで見えてきた事

今回のアンケートをしっかりと私なりに調べ見てみると自己肯定感が低い人ほど親や教師との関係も低い結果になっているのが見えてきました。これはNPOで過去に調べ調査してきたデータと重ねても同様であり心理学的見地から見ても自己肯定感が低い人ほど実に損得で物事を捉えがちになる傾向にあると思われます。

自分自身がちゃんとした人間であると思う事でそのセルフイメージと照らし合わせ自分はそんな卑怯な事は出来ない・恥ずかしい振る舞いをしない・などにつながり自分はより世の中に貢献するなど損得感情なしに行動できるマインドになると思われる。残念ながら自己肯定感が低い日本の高校生は親との良好な関係も結べないし先生とも良好な関係が結べないこれらは相関関係であり親と良好な関係を結べないから損得での思考が強くなる事にも繋がる。以前国勢調査で年収と結婚を調査した際にも低収入だと結婚率が下がる結果が出ていたがこれもまさに損得感情での人間関係を優先するからこそ起きる事態であり世界的には低収入でもそれをお互いに補い助け合いながら生活をしていくのが普通であり結婚感自体にもこれらの事柄が繋がる事になると私は考えます。収入で結婚感が変わる時代である事も非常に残念な気持ちにもなりました。

 

 

 

 

 

 

今後どのようにすれば自己肯定感を高くする事につながるのか?

NPOで今まで青少年と関わる中でまずは自己決定できる人間になる様に指導してきました。同時に将来のある子供達に自分自身が価値のある人間である事も伝えてきました。単にフレーム通りに成績が良いから褒めたりだけを重視するのではなく自分の好きな事に向かって成し遂げる事に対して褒めたり、時にその目的にどの様に対応するかを助言し自己肯定感が高く損得で物事を捉えないしっかりとした大人に成長するように今後も活動していきたいです。

周りの大人は子供の目的に対してどんどん参考になる事を話し伝え最後には自分で決定するんだとしっかりと教えていかなといいけないのではないでしょうか、これは同時に世界では当然の教育でありむしろ普通であります。今回国立青少年教育振興機構で出たデータをみると美しい日本の姿とは程遠い結果であり残念です。親や先生そして周囲の大人がより良い将来のある子供を育てこの国の未来を良くしていくべきだと考えます。

 


以下の問いに YESなら丸を付けてください

(1)あなたは自分のことが大好きですか?

(2)まわりの人に愛されていると思いますか?

(3)失敗しても落ちこんだり自分を責めたりしない方ですか?

(4)他人から批判されても平気ですか?

(5)人目を気にせずハッキリと自分の意見が言えますか?

(6)大勢の人の前でも、あまり不安を感じずに話せますか?

(7)自分と異なる意見や考えを否定せず、尊重していますか?

(8)あまり怒ったり泣いたりせず、感情的に落ち着いていますか?

(9)人に遠慮しないで、プレゼントなども喜んで受けとりますか?

(10)人からどう思われようが気にならない方ですか?