鬼滅の刃は現在映画になりメディアや新聞などでも取り上げられ一大社会現象になっています。
私がこの作品をはじめて知ったのはブームになる前メディアなのではなく幾人かの大学生の特に女子から何しろ面白いから見てくださいと熱く語る子達をみて知りました。率直に最近には珍しく若者が興奮する姿に驚いたのを覚えています。
作品を読んでみると私は正直そこまでハマるほどではなくしかし何故学生がここまで熱くハマるのかについては興味があったのでその視点から読み続けるとこの作品、作者の考えが私なりに見えてきました。
物語は家族が襲撃され殺され妹が鬼になりそれを助けたい主人公が鬼を倒していく物語なのですがこの敵対する鬼はまさに現代人そのものを絵がいていると感じました。
この作品に登場する鬼は自分の利益の為に人を襲い寿命までも超越したいと考える利己主義的な考えをもちその損得勘定で生きる姿はまさに今の社会そのもの、対して主人公は妹や周りの人を助けたいために健気に自分自身を鍛えて戦う利他的な構図は現在の若者に対して新鮮に見えるたのかなと考えました。
残念ながら現代はここに出てくる鬼のような損得や自分自身の利益のために生きる人が増え勝てるか勝てないか分からないまして人の為に戦う人が減ってきた世の中でこの作品を通して私にこの作品を進めてきた若い大学生などが作品を通じて自分自身の勉強や活動が自分にとって利益をもたらすから行うのではなく家族や友人または社会を守り助ける為に頑張ると言う気持ちになり例えそれが負けるかもしれない場合になっても自分自身を高める事が重要なんだと考えられる人になってもらいたいと私はこの作品を読み期待しています。