NPOメディカルヘルスケア療法協会

NPOの公式ブログとして 〝病気になりづらい身体づくり〟健康をテーマに信頼性が高いエビデンスがしっかりとした研究を基にした論文を分かりやすくお伝えし皆様が正しい知識を日頃のヘルスケアに役立てもらいたいと考え日々発信していきます。

ストレス症状と対策

ストレス 様々な症状が体に知らず知らずのうちにある時急に襲ってきて、病院にいくと検査結果には数値や見た目ではわからないので、病院の先生からはやれ、自律神経だとかうつ病または

ストレスが原因ですねと言われます。

最近ではおうちストレスなどと新しい言葉がコロナ禍をさかえにして言われているのを耳にもしました。もちろん私としては登校拒否や引きこもりなどもストレスもかなり関わっていると感じます。

私は、以前からストレスについては調べたり学ぶきっかけになったのはかなりの人に自覚はない中で起きている現象だと思われる症状を目にする機会があったからです。

今回はそのストレスを分かりやすく解説しどの様対策をするのかを述べていきたいと思います。

それには一つストレスを感じると私達が知らない中で体の中でどの様な対策をしているのかから説明いたします。

人の体には副腎という臓器があります。腎臓の上に付いている臓器でそら豆程度の大きさの臓器です。ここで作られているのがコルチゾールです。例えば医療機器では喘息で息ができないとか心臓が止まりそうだとかリウマチで痛みが酷い耳鳴りが酷い、めまいが止まらないど症状が酷くて対処できない場合などに使われるステロイドがありますがこのステロイドホルモンと呼ばれる物質がコルチゾールです。私達の体に炎症や疲労、ストレスが起きると副腎からコルチゾールがでて私達の体を守るために助けてくれています。

つまり、抗ストレスホルモンといって良いでしょう。ストレスや炎症、疲労が起きると抗ストレスホルモンが放出され症状を抑えているので正常な生活を私達は送る事が出来ているのです。

しかし、コロナ禍で在宅が増えるにつれて首が痛いとかめまいだとか時に痛みが酷くなるケースが増えているのに私は気がつきました。

例えば、人と関わる時間が少なくなりメンタルが下がり落ち込む人が増えたり、家にいる時間が増えて血糖値が上昇したり糖尿病が増えたりと本来家にいる事が幸せだったはずがむしろ新しい問題を増やしていると感じました。

家にいる時間が体に負担つまりストレスになり新たな病気を作り出している事は以前からストレスで心臓が止まったりストレスで体が不調になったりする事は知っていましたのであらためて研究するきっかけにもなりました。

多くの方を見ていると幾つかの共通点がありましたので、皆様も自分自身に当てはめて知らず知らずにストレスを感じているかをチェックしてみてください。

1.首や背中がやけに最近いたいまたは重だるくなる これは特に背中なのですか先生最近背中にいたが一枚入った様なきがするとか筋肉が最近痛むとかを訴えてきます。ストレスによりコルチゾールが使い過ぎて減ってしまうとコルチゾールには筋肉を和らげる効果がありますから当然筋肉は硬くなり痛みになります。

2.食事の味付けが濃くなる。コルチゾールは塩分を保持する機能があるので、疲労やストレスでコルチゾールが使われて減ってしまうと当然体の塩分が保持出来なくなり味付けが濃くなります。

3.イライラして短気になる。コルチゾールが減ると感情的ストレスコントロールができなくなります。

4.目が疲れてる、乾く 涙や水分コントロールが難しくなる

5.コーヒーやエナジードリンクを飲みたくなる。カフェインが摂取したくなる。コルチゾールで仕事や勉強のストレスを解消していたのにリセット出来なくなりカフェインに頼りたくなる。

6.足がつりやすくなる。体にはミネラルの一つマグネシウムがあります。以前にも話した様に日本人はマグネシウムの摂取量が少ないあげく、マグネシウムには筋肉や緊張を取る効果もありますのでストレスが大きくなり筋肉や気持ちの緊張が続くとマグネシウムが使われて結果足が攣りやすくなるにつながります。

その他にも幾つかの臨床の現場で患者さんに問診する事がありますが、皆様は当てはまるような事があったでしょうか?

では、なぜこの様な現象が起きてくるのか?

体にストレスを感じる3つの大きなタイプに分けられます。

一つ目は肉体的疲労、これは過剰に肉体的ストレスがかかると起きる疲労です。二つ目が精神的疲労、職場や学校などで人間関係や様々なストレスからくる疲労です。特にこのケースはうつ病などの原因につながります。

三つ目が神経的疲労です。これは自律神経の乱れが原因になるケースでおきるストレスです。緊張やイライラが続き自律神経が乱れて起きる状態です。急に心臓がドキドキしたりして、病院にいきますが結果として検査には現れない事が多くあります。これはやはり自律神経の乱れが原因の事が多いでしょう。

この様なストレスを長期にわたり受けた結果様々な現象が起きる事がご理解いただけたかと思います。

ある程度のストレスは体には必要です。例えば運動をして筋肉に多少のストレスを与えてあげないと筋肉は減ってしまいます。この様な急性のストレスはむしろ体に調和をもたらすので必要なのですが、慢性的なストレスは先に述べた様な不調にも繋がりますので体には良くないです。

では、原因が分からない痛みや不調に対してどの様に対処するのか、また薬がないこの様な病気に治療するのかをここでは簡単に説明いたします。

私は先程三つのタイプに分けてみましたが、一つ目の肉体的疲労からくるストレスには体の筋肉のリラクゼーションを取らせる治療を行います。

精神的疲労の方などには朝起きられないとかの症状が現れてきますので生活改善のプログラムを組んだり星状神経を刺激する治療を優先します。

三つ目の神経的疲労に対しては、迷走神経や自律神経の調節を促す治療を行います。

セルフケアとしては、まずはご自身がストレスを感じているかを初めに書いたチェックをして自分自身で私は最近ストレスが多いのかな?と気がつく事が大切です。

マインドフルネス法やその他様々なストレス軽減の対策はありますので、専門もしくはお近くの先生に訪ねてセルフケアを進めてください。

近年増えている お家ストレスや引きこもり、登校拒否など事前に防ぐ事が何より大切です。

また、人間にはある程度のストレスが必要になります。ストレスを避けたいからといってストレスを減らしすぎても実はそれがストレスになります。多少の毒はむしろ体に調和をもたらすのはホルミシス効果として昔から大切なのはわかっています。

昨今現代社会はストレス社会といわれて自殺者は3万人とも言われる時代です。

湾岸戦争で亡くなられた方の数が3000人と言われていますので我が国日本では戦争で失われる数より遥かに多い人間が自殺する国でもあり

これはむしろ社会問題だと私は考えます。

ストレスを軽視するのではなくなるべく早期に然るべき対策や治療をして

健康を維持していきましょう!!