最近体育学会の依頼で幼稚園などに行き 幼児の運動や健康に対しての指導に行くときがあります。
改めて子供達やその親御さんと話をしていて気がつく事やまたは質問を逆にされる場合があります。
私自身が質問を通して気がつく点に最近やはりアトピーや喘息などに悩むお子さんが多い事です。
確かに近年病院などに行くと皮膚科外来の前には大勢の小さなお子さんを連れた方を目にします。同時に25年以上医療現場を見てくると昔よりアトピーを含むその他の難病や原因が不明な病気などが増えていると感じます。なので病院などに至っては原因が分からないまま対処療法をすすめ患者さんはその治療を何年も続いていくという状態になるわけです。
さて、先日も喘息に良い運動はなんですか?
と質問をされ 幾つかの呼吸を助ける運動を指導したのですが
まず根本的になぜ?子供にアトピーや喘息がふえるかの原因とまではいいませんが根本を多少親御さんに理解していただきその後の改善に繋げていただきたいので私は必ず運動方法の前にこの話をします。
我々人間は自然の中にいるのですが自然を大切にとは言いながら自然を我々に都合よく変えそれにより快適に今現在も生活してきました。それにより住みやすい環境であったり安定した食料自給などを得たのですが近年それは加速する中で比例して難病などが増えている現実もあります。当然その中には成人病などの現代病も含みます。
コロナ禍を見てもわかる様に コロナ=ウイルス=自然ですから それを都合よくコントロールする事またはどうにかしようとする事を第一に考えると私は危険だと考えています。
根本的には我々が免疫力を上げる努力をしながらウイルスと共存していく道をまず中心に置き思考を先に進めていかないと新しくまた次のウイルスが発生したさいには一年も家に閉じこもりワクチンを打ち体力や免疫力が下がった我々では今回たまたま都合よくワクチンが出来たからある程度よかったですが次にその保証はなくあっという間に死ぬ危険すらあります。
ましてこれから未来ある子供達は未知のウイルスと大人よりも感染する回数やリスクは高いわけで自己免疫の獲得は大事です。
話がずれましたが アトピーや喘息 花粉症などを改善していく中で
まずは基本に自然に合わせていく努力をしないで対処療法ばかりを進めていく事は
そもそも我々が動物であり ワクチンなどで自然をコントロール出来ると錯覚していくと
健康寿命を伸ばす上でもやはりこの基本的な事は忘れてはいくない一つのファクターだと考えます。