NPOメディカルヘルスケア療法協会

NPOの公式ブログとして 〝病気になりづらい身体づくり〟健康をテーマに信頼性が高いエビデンスがしっかりとした研究を基にした論文を分かりやすくお伝えし皆様が正しい知識を日頃のヘルスケアに役立てもらいたいと考え日々発信していきます。

自分自身の関節痛を治した話 なかなか取れない痛み

今から10年前朝起きると腰から足にかけて激痛に襲われました。痛みの原因はヘルニアです。痛みだけでなく筋肉が固まり立ち上がれなくなったのです。その日は仕事もあるのでどうにかして立ちあがろうとしましたが激痛で無理と判断し救急車を呼び知り合いの先生にお願いして硬膜内注射をしてもらい(背骨の中)とりあえず立てる様にしてもらい仕事に行きました。

その後痛みは引かず何をしていても激痛がある日が数ヶ月続き同時にロキソニンを1日に5回、朝仕事に行く時にはボルタレンの座薬を使う様な状態に陥りました。

当然痛みが軽減する気配もなく学会の会長に相談した所スーパードクターがいるから内視鏡で腰に痛みが出ている部分を取ってもらう様にしてみてはとセッティングしてもらいその部分を取り除きましたがやはり痛みは引かずその後も薬を飲んで仕事を行う日々でした。

残念な話自分自身に対してなかなか治療する事が出来ないのと日頃の仕事が忙しく自分自身に対してはおろそかになっていたのも当時はありました。

なかなか痛みが取れない中改めて国内の論文や海外の論文その他解剖学だけでなく基礎生物学まで学び患部の痛みだけではなく体全体のバランスを意識した治療を自分自身に行って行きました。

まずは体に起きる炎症を減らす努力です。これはトランス脂肪酸や糖分などの体に炎症が起きる食べ物を減らす努力です。これは現場私自身が患者様などにも食べ物の指導する理由の一つですが関節痛を酷くしたり痛みが長続きする理由には体が炎症を起きやすい状態があるからでありまずは抜本的に痛みを軽減させる上で重要になります。

次に関節を支える筋肉、筋肉は関節周りについており関節を支える為に機能していますが全部がバランス良く働いているわけではありません

休んでいる筋肉があるのです。これは後に筋電図を自分自身に行った際や一般の方にしてもわかった事であり、その結果関節に捻れが生じて負担をかけ痛みになります。

なのでその休んでいる筋肉を伸ばす事で刺激し動く様にします。私自身は自分自身を押すことができないのでストレッチや針などを用いてなるべく筋電図で動いていない筋肉を刺激して患部の筋肉の動きを改善しました。

西洋医学的なリハビリや治療だけでなく

内臓を意識した東洋医学を併用し体全体をケアしていくこれが痛みを無くしていくには重要です。

私はよく体を木に例えるのですが 葉っぱが悪い時に皆様は葉っぱをむしったり 薬を撒いたりするだけでなく土の中の根っ子にも水をあげたり栄養を与えたりしますよね

これは生物学の発生的な観点でも人も同じです。

進化の過程では植物の根っ子が段々と進化して現在の人間の腸になっていったわけですがこれは東大の中村先生が以前論文にされたものがあるくらいでむしろ常識的な話なのです。

ゆえに痛みがある場所だけでなく腸内の環境までも整えてあげる事により脳で使われる腸内細菌が作り出す物質が減ると痛みに繋がりやすくなるこの根本的な部分にまで目を向けて行く事で

私自身現在痛みがなくビルの10階を走って階段を上がれるようになりました。

体は簡単な様で難しいですが現状私は自身の患者様に対してなるべく全身的治療を行い以前よりはるかに高い治療結果を出せるようになったと考えております。