NPOメディカルヘルスケア療法協会

NPOの公式ブログとして 〝病気になりづらい身体づくり〟健康をテーマに信頼性が高いエビデンスがしっかりとした研究を基にした論文を分かりやすくお伝えし皆様が正しい知識を日頃のヘルスケアに役立てもらいたいと考え日々発信していきます。

栄養と食事

先日生活改善講座でも健康寿命を考えるうえでやはり大切なのは 食事、運動、睡眠であると話をしました。中でも食事、栄養摂取に対しては病気や怪我を避ける為にも大切ですしすでに病気や怪我をしてしまった方にも当然重要な要素でもあります。

私は骨折をした方を長く見てきました。それだけではなくリハビリや病院にて、多くの方々を見させていただく中で回復の早い方から手術が出来ない方、または薬が効かない方など様々いらっしゃる中で改めてなぜ?同じ箇所の骨折でも骨の回復に違いが出るのかをあらゆる角度から私なりに研究していくうちに一つには栄養摂取が体の基本要素であると気がつき現在では骨折やリハビリなどにも栄養治療を平行して行う様になりました。

初めて患者さんを見させていただいた頃はまだ明治生まれの方がいらっしゃいましたが、当時は70歳以上の方の手術は合併症などが起こりやすい事を理由に手術しないケースも多く当然現在より医療設備や技術が発展する前であった事も理由ではありますが、当時の明治、大正生まれの方々は基本的な栄養不足により体力が弱かったのも手術に耐えられない理由の一つでもあったと考えます。

栄養が足りないと手術に耐えられないだけでなく薬を飲んでも薬が必要の場所に届かなかったり怪我をしてもそれを治す材料がなくなかなか治らなかったりと健康を維持するだけでなく治療や運動をする上でも何よりベースとして必要な要素でもあります。

近年は、高カロリーで低栄養の時代になり若い方はアレルギー体質の方が増えたり、高齢になると同じ食事を繰り返し低栄養になりやすい中で、怪我や病気になりますと長く治療が続くだけでなくなかなか治らない人や場合により段々と重症化しやすい体になってしまうケースも多く見られます。

私達人間は生まれた時から母親からの母乳により栄養を受けて成長し死ぬまで栄養を上手く摂取しながら体を維持していく様になっています。

それだけに日々の食事は当然重要になりますので改めて食事と栄養に対しては皆様も健康を維持する上でも再度見直しつ見てください。