NPOメディカルヘルスケア療法協会

NPOの公式ブログとして 〝病気になりづらい身体づくり〟健康をテーマに信頼性が高いエビデンスがしっかりとした研究を基にした論文を分かりやすくお伝えし皆様が正しい知識を日頃のヘルスケアに役立てもらいたいと考え日々発信していきます。

ワクチンって?

ワクチンには定期接種と任意接種とがあります。定期接種は予防接種法で接種の対象や回数が定められているものです。感染力が強いあるいは致死率の高い感染症に対するA類とインフルエンザや成人の肺炎球菌感染症に対するB類に分けられます。定期接種であれば費用の全額あるいは一部を自治体が負担し重い副反応が起きた

場合の補償も厚いです。一方任意接種は原則として自己負担であり副反応が起きた場合の補償の給付額も低いのが現状です。

ワクチン接種が広く勧められる理由は個人が免疫記憶を獲得するだけにとどまらなずワクチンを接種する人が増えるとコミュニティの中で感染しない人が増えるためその集団全体が感染症にかかりにくくなる事つまり個人だけでなく集団(社会)も守られるのです。

一般的な治療薬の場合主な薬理作用以外の好ましくない作用のことを副作用といいます。好ましくない作用である局所の赤み、腫れ、発熱などは、からだの免疫反応を利用したものなので副作用のかわりに副反応とよばれています。免疫反応の個人差は大きくワクチンに副反応というリスクがある以上それを補償する制度が求められるのも事実です。しかし日本ではワクチンの副反応に対する補償制度は十分ではなく改善の余地があるといわざるを得ないのが実情だと考えます。