NPOメディカルヘルスケア療法協会

NPOの公式ブログとして 〝病気になりづらい身体づくり〟健康をテーマに信頼性が高いエビデンスがしっかりとした研究を基にした論文を分かりやすくお伝えし皆様が正しい知識を日頃のヘルスケアに役立てもらいたいと考え日々発信していきます。

アルツハイマー認知症の予防

日本人の認知症の中で1番の原因がアルツハイマーと言われています。アルツハイマー認知症とは不可逆制の脳疾患と言われている病気で記憶や思考能力が低下してそのうちに最終的には日常生活を送る事が難しくなる病気です。

だいたい60歳くらいから発症してくるのですが実際の発症はそれより10年から20年前に起きてくると言われています。

確かにアルツハイマー認知症の原因は分からないと言われてはいますが様々な研究論文を見てみるとインシュリン抵抗性との関係が一番の原因だと分かってきています。つまり糖尿病の方ほどリスクが高い事になりますし、研究者によっては第三の糖尿病とも言われるくらいです。アルツハイマー認知症の方の脳を観察した研究を見てみると明らかに糖分が脳に入っていかない事がわかります。つまりインシュリン抵抗性が高くなっている糖尿病の方などは上手く糖を吸収できないわけですからなりやすいと言う事になります。

現在アルツハイマー認知症に対しては早期治療が良いとされてはいますがなかなか早期で見つける事が難しいとされています。現状血液中のTAUが上昇しているかを見る検査や脊髄液を採取する方法がありますが確定する検査でもなく同時にリスクも高い検査になります。

しかしバイセクティングNグルコサミンとTAUの比率を追跡調査した結果で見てみると中間群に位置する人の方が通常の2倍までアルツハイマー認知症になるリスクが上がったとの研究がありました。

この検査が一般化されれば発症より何年も前から治療が出来ますし当然アルツハイマー認知症になりづらいと考えます。

私が一番重要だと思う事はアルツハイマー認知症は生活習慣による病気ですので日頃から食事や運動に気をつけていれば回避できる病気の一つだと考えます。甘い物、油、そして習慣的な運動これらをしっかりやり糖尿病を防ぎ糖代謝を正常にしておけばアルツハイマー認知症は科学的にみて予防以上の効果が期待できると言えますので是非日頃より気をつけて下さい!