NPOは以前より高齢化社会を迎える中でいかに健康寿命を伸ばせるのかをテーマに様々な取り組みをしてきました。その一つとして地域の健康体操教室などでは体の仕組みと役割を知っていただき頭で理解し納得をした上で日常生活での生活で特に食事、睡眠、運動をより効果的に行なっていただき健康寿命を伸ばす取り組みを行なってきました。
体操教室で行うゴムチューブでの体操は単に筋肉や関節運動をするのではなく筋肉や関節をゆっくりと呼吸を整えて行うことで成長ホルモンを高齢者でも若い世代と同じように脳から放出させる体の特性を最大限に生かした方法であり老化を防止し健康を維持する化学的にも証明された方法です。
成長ホルモンは今回のテーマでもある老化防止にも非常に重要な要素であり健康でいられる大事なヒントでも有ります。
若い時に友達と集まると何処に旅行に行くとか何処に勤めたとか はたまた年収はいくらなどと幸せの価値観を娯楽やお金で捉える傾向にありますが人生長い時間の中でみるとそんな事よりも何より健康である事で幸福度が決まってくると言っても過言ではありません 30代くらいまでは健康の心配もあまりなく毎年の健康診断などもめんどくさいと考えるほど体には異常は出ませんが40代50代になるとその後に控えるこの人生100年時代での60代70代80代の健康度合いが人生の幸福度を大きく左右することは間違えありません
しかし健康の人を健康でいさせる学問はあるのでしょうか?答えはありません 医学は健康の人を健康でいさせる学問ではないのですか?と考える方もいるかもしれませんがこれは違います。医学とは健康の人の体と病気の人の体を比べ病気の人の体を元に近づける為の学問でありますから現在健康を主体とした学問は存在しないのが現実です。
ある時 九州大学の第二内科が地域の健康増進を頼まれ健康指導を行なったデータで1年間その指導を続けた結果むしろ体調が悪くなるといった結果が出た時がりました。これは内科の指導が悪くて起きたのではなく内科での指導の基本は糖尿病や心臓病などになった時の食事などを基本として指導をしたため元々健康だった人たちに行うと例えば塩分などを減らしすぎると血圧が下がりすぎ体調が崩れるなどが起きても仕方がないのです。テレビなどでも塩分すなわち塩はとり過ぎは良くないとまるで塩分は悪のような言い方をしますが体にとって塩は不可欠ですからその分量はその人その人で取り方を間違えるとむしろ不健康に陥ります。
ではどうすれば健康を長く続けられるでしょうか?
今回は数回に分けて健康について書いていきたいと思います。最新のデータや化学的に根拠のあるデータで得られた事実を皆様と共有し今後の健康増進につながるヒントになればと考えます。