NPOメディカルヘルスケア療法協会

NPOの公式ブログとして 〝病気になりづらい身体づくり〟健康をテーマに信頼性が高いエビデンスがしっかりとした研究を基にした論文を分かりやすくお伝えし皆様が正しい知識を日頃のヘルスケアに役立てもらいたいと考え日々発信していきます。

漢方医学って?1

近年 大学でも漢方医学を研究が進み多く研究がされるようになって参りました。実際東洋医学学科などが大学病院などでも設立が進んでいます。私も先日も茨城のつくば市にある学園都市に行き骨折の徒手整復術を科学的に調査する実験に参加し私が行う骨折部に与える力の加わり方を計測しに行きました。整骨術の歴史は古く元はやはり漢方医学が元祖でありますから理論的に体の治し方は症状や病巣に捉われないでその人の本質に向かって治療する事が大事とされています。

1 現在の 針 灸 漢方薬は日本人がオリジナルで変えた偽物の治療

皆さんが東洋医学と聴くと漢方や針や灸をイメージする事でしょう残念ながら昨今ある針治療は漢方医学である針治療や灸治療とは異なります。中国から日本に入ってきた頃はそのままでしたが大正から昭和になり試験制度が変わり源流ではなくあくまで日本独自の形になり本来ある理論的な東洋医学は欠如した治療になってしましました。当然中国や韓国で行われている治療とは異なりその結果治療効果は下がります。漢方薬も同じです。

2 西洋医学東洋医学

西洋医学とは症状と病巣が一緒だとする医学であり東洋医学とは症状と病巣が異なる医学であるのが事実です。例えば 鼻水が出ると耳鼻科 頭が痛いと脳外科これがせ西洋医学なのです。鼻水が出てお腹を治療するのが東洋医学です。

東洋医学も古来中国で2600年前くらい春秋戦国時代頃は西洋医学と同じように症状と病巣が同じと考えて治療が行われその後600年くらい議論しまとめ上がったのが【皇帝内経】です。ここには病気を考える上で目の前の症状や病気にとらわれるなと書いてあるわけです。植木の葉が枯れて葉っぱに原因があるのでしょうか?根っこに原因があるのでしょうか?おそらく皆さんは両方をすなわち根っこに水をやり葉っぱを取り除くのでは無いでしょうか?これこそが東洋医学であり科学的根拠もある内容であります。根っことは腸でありこの腸に効くのが漢方であるわけです。

3 ツムラの漢方

2600年前から中国では論争が起り皇帝内経でまとめた医学を元に開発されたものが漢方や針、お灸をその理論を無視して現在日本では使われていますので満足な成果は当然起きませんし患者さんや一般の方の認識もこの東洋医学を西洋医学のおまけ程度に考えるのですがそうしたのは時の総理田中角栄と医師会の武見会長でした。漢方を保険医療でなおかつ症状に対して使う形に変えてしまってはその効果は出ませんもともとの理論に基づき使う事が正しいのですから

漢方とは対処療法(西洋医学)で使う薬ではなく症状と病巣が違う東洋医学で使う薬が漢方です。

ツムラの営業の方に以前聞いた事があります。 『実際葛根湯は体を温める漢方であり風邪薬じゃないようね』と聞くと営業さんが『わかっていますがそうすると売れなくなるので』と返事が返ってきました。

以前にこのような事もありました 小柴胡湯を肝臓の薬といい国内で使っていると中国の先生たちに笑われ同時にこの薬は体を冷やす薬ですから肝臓の悪い方に使ったら副作用で体調を崩す人も出て問題になった事もあります。

残念ながら現在東洋医学学科ができ始め今後は段々と漢方医学が正しい形になるでしょうが葛根湯を風邪薬として扱う中では満足な効果が出ないでしょう。